回族とはすなわち在中国イスラム教徒のこと。
ウイグル方面だけかと思ったら南方にもいるんですね。
町にはたいてい回族街があって、店には例のミミズ文字の看板があるのですぐわかります。
以前その回族街に1週間ほど滞在してました。
5年ぶりのイスラム世界でしたが、1日5回のお祈りはどこへやら、昼間から酒は飲むし(豚肉は食べない)、その堕落ぶりはトルコ並みか。
いや、中国のモスクはアザーン(お祈りの時間ですよーの放送)すらないのだ。
でもアゴヒゲをフサフサに生やしたおじいちゃんが「ワシは10年前にメッカ巡礼に行ったのじゃよ」と話しみんなからの尊敬を集めているのを見るとなんか嬉しくなっちゃいます。(アゴヒゲはメッカ巡礼を済ませた者の証拠)
2003年9月5日金曜日
中国的回族事情
中国的少数民族事情
ここまで私の通ってきた道は中国南部の少数民族の居住区、これまでに10くらいの族に会いました。
それぞれの族はそれぞれの服があって(こう書くと特攻服みたいだなあ)女の人は普段からアイデンティティを誇示するかのように民族服を着ているので、見慣れない衣装を見ると、新しい地域に入ったな、と分かります。
ただ少数といっても10数億の大部分を占める漢民族に比べればの話であり、その数はかなりのもんでは?
以前ある族の人に「漢民族とは仲いいのか?どれくらいの人数がいるのか?」と聞いたところ、「民族団結、国家発展」という教科書通りの答えが返ってきて、やはり通りすがりの外国人には本音は漏らせないんだろうなあ、と思いましたが、数については「漢族よりは少ないけど○○族よりは多い」と、ちょっとライバル心も垣間見えたりして興味深いところです。
(写真:広西省トン族)
中国的裏床屋事情
知っている人もいるかもしれませんが、中国の床屋には2種類あって、ひとつはおっさんのやっているフツーの床屋。
もうひとつはピチピチ小姐がミニスカートで迎えてくれる床屋。
以前町を歩いていたら後者の求人広告を見つけました。それには・・・
・年齢18~22歳
・容姿端麗
・歯が揃っていること
・経験不問
結構厳しいです。
でも一応床屋だから髪も切らねばならなく、ガキを練習台にしているのを見かけました。
15分後・・・
あわれガキの頭はデコボコに。結局ママさんが仕上げ直してました。
中国で床屋に行くときは目的を明確にして行きましょう!!
中国的麻雀事情
中国では老いも若きも男も女も4人そろえば即麻雀。
昼飯食ったらおばちゃん電話で4人集めて家の前で野外麻雀。
私も果敢に勝負を挑み続け、始めのころはよく分からない手であがられ負け続きだったのですが、中国的規則が分かってきて最近はトントンの勝負ができるようになりました。
以前中東でバックギャモン習得のためにアラブ人に100連敗くらいしたことを思えば素早い上達です。
ルールは単純で、頭2枚に3×4の組を作れば役など必要なく、ポンしようがカンしようがお構いなし(ただしチーは大陸にはないようだ。台湾にはあるらしい)。
とにかく勝負が早くて流局はありえない。
そして当然金は賭けていて、一勝負(半チャンではない)ごとに、ロンで10元(150円)、ツモれば全員から10元で30元。
なんだ、安いじゃん、と思うなかれ。
庶民の平均月収が1000~1500元の中国では、日本で20万稼ぐ人の2000円に相当する金が一勝負ごとに動くのだ。
以前おばちゃんから50元くらい勝ってしまい、もらうのは悪いので遠慮しようとしたら、おばちゃんのプライドが許さないらしく
「いいからとっときなさい!ただし明日も勝負するから出発しちゃダメだかんね!!」
と言われ翌日見事に100元持ってかれました。
おそるべしおばちゃん。
ただ昔ジャッキーチェンの映画「プロジェクトA」の中で、サモハンキンポーの初登場シーンは麻雀をしているところであり、彼が役満を狙っているのを見て、派手好き・目立ちたがりの中国人は絶えず役満狙いの派手な麻雀をしているものとばかり思っていたのに、まさかポンジャンみたいなショボイ麻雀をしていたとは・・・。
長年信じてきたものに裏切られたような気分です。
中国的道路事情
中国はさすが自転車大国。道路には自転車専用レーンがあってそこを走れば快適です。
道も広く、ゆうゆう人民号とともに快適なサイクリングが楽しめます。
しかしそれは大都市周辺に限ったこと。
田舎の方に入ってしまえばたとえ幹線国道であろうとも山の一部を削っただけのダート道であることが多く、一歩間違えば奈落の底へ。
しかもその道も砂利道ならまだマシなのですが、土道なので車が通れば土埃がもうもうと立ち、湧き水の出るところでは足首まで埋まる泥沼と化し、一日の平均時速が5km/hということもありました。そんな道が300km(1000m峠含)も続いたときはホントにバスに乗ろうかと思いましたね。
僕の外国語覚え方術(番外編)
中国語の場合、下の方法に加えもっと効果的な方法があります。
それは筆談。
多少日本で使っている漢字と意味が違うものがあったり、略され過ぎて不明な漢字があったりするけど下手な英語よりよっぽど細かな感情を伝えることができます。
で、私の場合、筆談中には必ず書かれたものを読んでもらうようにしていました。
また書いた文の中におかしなところがあるときは直してもらうようにしていました。
中国語は発音は難しいけれども、なんとなく日本の熟語の発音と似ているので、アラビア語を覚えるよりははるかに簡単です。
加油!(がんばれ) 再見!(では)
僕の外国語覚え方術(暇人用)
言葉はコミュニケーションの基本。
ほんのちょっとでも現地語を話せば全然ウケが違います。
ここでは私流の現地語マスター術を紹介しましょう。
1.あいさつ!
「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」
最低でもこの3つは覚えましょう。
ガイドブックの会話集の中にも絶対あるでしょう。
向かう飛行機の中で覚えられるはず。
「テシェキュレデリム」(トルコ語のありがとう)
「チェーズティンバッレーカミャ」(ビルマ語のありがとう)
一見覚えにくそうだけど、本を見ながらでもいいから何度も使っていると自然と口から出てくるようになります。
これを言えば相手もきっとニッコリ笑顔を返してくれるでしょう。
これだけなら短期の旅の人でも十分覚えられますよね。
これすら覚えようとしない人はさっさと豚小屋に帰ってウ○コでも食っててください。
2.何言ってるのかさっぱりわからん!
全く未知の言語圏に入ると誰かが話し掛けてきたとしてもベラベラベラ〜と音として聞こえるだけで
質問されているのか怒られているのかすら解りません。
第2段階として「5W1H(いつ、誰、どこ、何、どちら、どのように)」に相当する言葉を覚えましょう。
その単語が聞こえれば少なくとも何か質問しているんだな、くらいは解ります。
「どこベラベラベラ〜」と言われれば、たいてい「どこから来たのか?」か「どこへ行くのか?」なのでどっちか答えればその質問文も解ることになります。
3.もっと語彙を増やしたい!
その辺で遊んでいる中学生か高校生をつかまえましょう。
この辺りの子は学校で習った英語を試したい盛りであり、外人と話したくて仕方がない。
「これは何?」と聞きまくって語彙を増やしましょう。
「寒い」「大きい」などの簡単な形容詞もわかるでしょう。
また、名前・年齢・場所の聞き方なども手に入れましょう。
このときに注意をひとつ。
会話集にもこの手の質問は載っていますが、そちらには「あなたのお名前はなんというのですか?」とか
「ここの地名は何というのですか?」といったような長々とした文章になっているので覚えにくい。
だから、「名前は?」「ここどこ?」みたいな聞き方を教えてもらいましょう。
そのほうが短くて覚えやすい。
4.更に高く!
単語だけを並べると並べるだけでも充分意思は伝わりますが、もっとしっかりした話がしたい人は大学へ行きましょう。
日本のバカ大学生と違って海外の大学生は大変しっかりした英語を話せる人がほとんどなので、そこの大学生をつかまえて過去・未来形、男性女性形、文による変格の仕方、など高度な文法を学びましょう。
聞いたところで覚えなければ意味がない。
私の場合は昨日仕込んだ言葉を紙に書いて、自転車のハンドルに張ってブツブツ唱えながら自転車こいでました。
また、ランダムに時計を見て8時42分なら「八百四十二!」と言う練習をしておけば買い物にも困りません。
こうして1日20個ずつでも覚えていけば1ヶ月もすればそこそこ会話が成り立つようになります。
しかしそれだけやっても「ベラベラベラ〜」と話し掛けられるとサッパリ解らないときがあります。
そういう時は適当に「ウンウン」とうなづいてみましょう。
そのまま話が続けばそれでいいし、もし相手が困った顔や悲しそうな顔をしたときにはあわてて「違った違った、ノーノー」とごまかしましょう。
この方法なら高い金払って留学する必要もなし!
目指せ!マイナー語マスター!!!
中国的色物事情
香港は無法地帯です。
中国本土に入ると合法か違法なのかはわからないけどほとんど見かけなくなります。
でも「大人用品店」というのがあって、コケシみたいなのがズラリ並んでいる店がデパートの中にあったりしてビックリさせられます。
これは「一人っ子政策」の一環らしく、子作り以外の方向にエネルギーを費やすためだとか。
また、おおっぴらに本とかは売られてないけど、裏道を歩いていると「エロVCD映画館」があって入り口には「色情女子痴態暴露」とか「悶絶快楽絶頂交友」とかものすごく観たくなるようなタイトルが並んでいるので観に入ってしまいました。
しかし中身は香港製のしょーもないコメディーエロ映画だったりしてガッカリ。
漢字は罪ですねえ。
ちなみに「キモチイイ!」は中国語で「爽!」。
「爽健美茶」は中国ではかなりきわどいイメージになるらしい。
中国メシうまい!
安そうな小さな汚い食堂があったので入ろうとしたところ、店主はちょうど麻雀の真っ最中。
「お忙しい中申し訳ないですが一品作ってくださいな」と頼むと店主は負けていたようで大変機嫌が悪く面倒くさそうに調理しぶっきらぼうに出してきた。
しかし・・・
ウ、ウマイ!
あんなに適当に作っていたのに!
ながきに渡り滞在した中国を飽きることなく楽しめた理由の一つにこの中華料理のうまさがあるのは間違いないですね。
どんな所で何食べても基本的にハズレがない。
数ヶ月居ても全メニュー食べるのが不可能なくらいバリエーション豊か。
中国人の友達と行けば調理法まで指定して、更にディープな中華を楽しめること請け合い。
でも残念なのは一皿が大量なので一人旅だと一回に一品しか食べられないこと。
やっぱり中華は大人数でテーブルを囲んでいろいろな皿をつつくのが楽しいですよね。
中国人との付き合い方
中国人はとっつきにくいです。
初めて入る食堂・宿では
「何か知らない変なやつが来やがった」といういやな目で見られがち。
でもそこで勇気を出して入り込み、笑顔で自己紹介すると
「おやまあ、よく来てくれたねえ!」
とあたたかく迎え入れてくれます。
再度行けばもう彼らの友達同然。
周りの人に「こいつはなあ・・」と紹介してくれます。
小さな町だとすぐに町中に知れ渡ることとなり、通りを歩けばみんなから
「メシ食ったか?(仲良い人は「ニーハオ」ではなく、これが挨拶となる)」
の、箸で口にかき込むポーズをしてくれるようになります。
仲間入りできたようでちょっと気分いいです。
