多人房とはすなわちドミトリー(相部屋)のこと。
小さな村のホテルではドミはなくシングルで5~10元(80~150円)位ですが、観光地や中都市になると値が上がるので多人房に入れば1ベッド5~10元位で済みます。
観光地の多人房は外国人でいっぱいで英語が共通語の異様な世界ですが、観光地でない都市の多人房は地方からの出稼ぎ工事のオッサンで占められていることが多いです。
中国人はお国自慢が大好きなのでいろんな土地の話が聞けます。
それにそういう人は1ヶ月とかの長期でいるのでその町の穴場、路地裏の安ウマ食堂、楽しい飲み屋、あんなこといいなできたらいいな的店などの情報をたくさん持っていて一緒についていくといろんな体験ができます。
中国ではまだ海外からの出稼ぎには会ったことはないですが、以前ヨルダンのアンマンで同じような出稼ぎドミに泊まった時は、ヨルダン・シリア・エジプト・イラク・スーダン・イエメンのアラブ多国籍軍状態。
ポツンと現れた日本人は格好のおもちゃで、いろんな所に連れていってもらい、ホモに2回も寝込みを襲われるなどエキサイティングな経験をしました。
その点中国はちょっとおとなしいかな・・・今のとこ。
2003年9月5日金曜日
中国的多人房事情
中国的自転車事情
自転車を止めて休憩していると「ちょっと乗ってみていいか?」と言われます。
これは中東でもよく言われたことで乗せてあげるのですが、自転車にあまり乗らない中東人は重い荷物にまたぐだけでもフラフラしてしまうのに対し、さすがここは自転車大国!
皆さん容易に乗りこなしてしまいます。
ただあの前傾姿勢とギアチェンジにはかなり戸惑うようですけど。
在中国日本人旅行者事情
そのアメリカ人と一緒にいるときは皆は私を見ると「このアメリカ人のつきそい中国人ガイドかな?」と思うようでちょっとは気にしてもらえますが、一人だと一見中国人と同じなので誰も気にしてくれません。
だから混んでいる飯屋なんかに行くと主張するのが大変で結構苦労します。
ただ一旦日本人だと分かると意志疎通できる(筆談ですが)こともありすごく親しみ持ってくれてありがたいです。
それに一見中国人なので路地裏とかアヤシゲな店とかにもズカズカ入っていけて楽しいですよ。
中東でもやりたかったけど無理だったなあ、すぐ人だかりができちゃうから。
在中国外国人旅行者事情
先日まで3週間ほどアメリカ人サイクリストと行動を共にしてきました。
二人ともチベットを目指していたのですが、私が、4時には走るのを止め、後は町ブラブラ、地元交流、気に入った町なら1週間でも1ヶ月でもいたい、滞在・交流重視型なのに対し、彼は日が沈むまで走り続けとにかく先を急ぐ移動型でした。
その間は互いに妥協しながらやってきたのですが、このままだとお互いの旅に無理が生じるので
「今度生まれ変わったら一緒に旅しましょうね」「うん」
と納得し別れました。
それ以外にもどーにも彼とは合わず、私が現地の人が食べるものならゲテ物だろうと何でも食べ、飲むものを飲む(水道水だって生水だって)のに対し、彼はポテト・トマト・牛肉以外には箸もつけず、水は買うのみ。
私が頑張って言葉覚えるのに、彼は2ヶ月いるのに言える言葉は「プーヤオラー(辛いのなし)」のみ。
「アメリカに帰れ!」と何度出掛かったことか。
彼に限らず西洋人旅行者に多いのが旅先に自国文化を求める人が多いこと。
朝はパンとコーヒーだったり、夏なのにホットシャワーをねだったり、英語しか話さなかったり、と。
東洋人旅行者(日韓台)が現地文化に溶け込もうと努力する人が多いのに比べ彼らの傲慢さが鼻につくときがあります。
これが植民地支配を広げてきた側とされてきた側の違いかと思うのは考えすぎかな?(日本も一時してましたが・・)
旅のスタイルは人それぞれなのでとやかく言う問題ではないのかもしれませんが
「When you go to Rome, You should follow Roman rule.」
という言葉があるくらいなんだからもう少し努力してもいいんじゃないかなー、と思いました。
なーんて偉そうなこといってしまいましたが、実は私も異国文化を中国に持ち込んでいるのだ。
それはズバリ「ハンドウォシュレット」。
サイクリストにとって肛門様は生命線なのだ!!
清潔一番!!
中国的漢字事情
中国を旅するにあたって筆談は大変心強い交流方法ですが、やはり同じ文字でも意味が違ったり、字が簡略化されすぎて分からなかったり、そもそも日本にはない文字だったりして全て理解するには勉強しないとだめ。
私も毎日すごい量の筆談をしてきて(ボールペンの芯が1週間でなくなる)かなり筆談能力はアップしました。
それに発音は土地が移るにつれどんどん変化していくのでついていくのが大変ですが、文字はずっと共通なのも便利です。
やっぱりたった1文字で意味が伝えられるというのはすごいことだと思います。
ただ時折ビックリするような文字もあって
牙科・・歯医者のことです。噛まれそうですね。
炎熱・・天気予報で、気温は高いでしょう、のこと。燃えそうです。
雑誌読んでたらアイドルのプロフィール紹介があり
「身長5尺4寸」
なんか雷電為右衛門みたいで笑えました。
中国的靴事情
ここに来るまで靴は一度も履いたことがなく、ずっとスポーツサンダルで通してきたのですが、先日カカトが壊れたので中国人民の皆さんを見習って便所サンダルを買いました。
さすが中国4000年の歴史が生み出したものだけあって、安い、丈夫、吸水性ゼロ、そのままシャワーに入れる、などいいことずくめ。
愛用してます。
しかも人民の皆さんはこれで登山もしてしまうのでマネしてハイキング登山してみたらツルツル滑って大変でした。
やはりまだ修行が足りないようです。
それにやはり長距離サイクリングには向いていないような気も・・・。
私はもう少し修行してみますがよい子のみんなは真似しちゃだめだよ!!
中国的厠所事情
厠所とはすなわちトイレのこと。
中国の公衆便所は通称「ニーハオ便所」。
扉がないのが普通です。
これも慣れの問題で、隣のオッサンのりきむ顔を見ながらクソするのもまた一興。
また、ブタさん便所というのもあり、下でブーブー待っていて出したものをそのまま食べちゃう。
その近くで豚肉の料理を食べると食物連鎖を感じます。
ただ自転車に乗っていて意外な所で困ったことがありました。
それは野グソポイントがなかなかないこと。
中国の土地はおよそ人の手の届く所(道路脇はもちろんのこと、山ひとつが頂上まで全て棚田になっていたりする。どうやって上まで水を供給しているのかは今もって不明)は全て耕作地になっており、草むらとかが無いのです。
そんなの畑の隅でしちゃえばいいじゃん!と思うかもしれないけど、すげー山道でもどこへいくのかトボトボ歩いている人が必ずいて、その人にこういう所でクソするのをマジマジと見られるのはなぜか恥ずかしかったりするのだ。
中国的果皮事情
果皮とはすなわちゴミ全般のこと。
中国にしばらく居るとゴミをその辺にポイ捨てすることが気にならなくなります。
やはり初めはちょっと抵抗ありましたがある時考えを変えました。
町には多くの掃除おばちゃんがいてゴミを掃除してくれます。
それなのにもし中国共産党の大号令で「道にゴミを捨てたものは即死刑!」などという法律ができたら(共産党ならありえないこともなさそうでコワイ)在中国の何万人というおばちゃんが職を失うこととなり中国は大不況に陥ることでしょう。
ゴミを捨てることはおばちゃんの生活を守り、果てには中国経済のためだ!
そう思えばポイ捨てもミニNGOみたいなもんで、捨てた後は気分爽快!
ポイ捨て以外にも、歩きながら鼻ほじろうが、痰吐こうが、屁ここうが、一向に平気になりました。
ただ日本に帰ってからが心配ですが・・・
中国的発破事情
道路拡張やガケ崩れなどで道路工事はしょっちゅう。
道路をふさぐ岩を除くための発破作業もしばしば。
この前トロトロ走っていたら工事のオッサンに止められ「今から発破があるからちょっとこっちに来て」と道の端に寄せられました。
数分後、わずか100m位の所で10発のダイナマイトが爆発、頭の上を石ころがヒュンヒュン飛んで行きました。
国は広いくせにこういうところは狭いです。
これが中国式。
中国的電脳事情
電脳とはすなわちコンピューターのこと。
山奥なら話は別ですが、そこそこ人の集まっているところには必ずネットゲーセンがあり、小学生が巧みにマウスを操りブロードバンドシュミレーションで遊んでいます。
外で人力のみで巨岩を叩き割っているのとはえらいギャップを感じますが・・
ネット屋は携帯電話とともに急成長分野らしくあちこちに店があり新店舗は新マシンを入れているので環境はかなりいいです。
しかもADSLが標準。
それでいてフツーの町なら1時間20〜30円くらい。
PCの値段は日本よりも高いので買うなんてしなくてもこれで充分みたいですね。
