2003年7月20日日曜日

ありがとうバングラデシュ


いやー、バングラデシュの旅楽しかったですよ〜。
今回は基本的に観光地巡りしかしていないのですが、他のアジア諸国(特に北インド)で観光地しか行かないとうっとうしい輩がウヨウヨ寄ってきて嫌な思いをするだけで終ってしまいがち。
私が自転車旅が好きな理由の一つは、自転車だと必然的に観光地以外の所に行かなければならないのでそういう所ではボラれたり騙されたりすることが無く一般の優しい人たちに会えるからです。
しかしここバングラデシュにおいては観光地巡りのバックパック旅でもその優しさが味わえる!

この雰囲気は中東のシリアととてもよく似ていて(この例えで、なるほど!と思える人は少ないでしょうが・・)とても懐かしい気持ちになりました。
共通点として挙げられるのは・・・
1。どちらの国の人もやたら親切である。
2。どちらもやたら話し掛けてきてすぐ友達になれる。
3。友達になると親戚友人らに紹介するため町中を引きずり回される。
4。どちらも親日的である(バングラは国際援助で、シリアは日本赤軍の活躍で)。
5。バングラはインド・タイという観光メジャー大国の間にあり、シリアはエジプト・トルコの間にあるため忘れられがちである。ゆえに外国人が珍しい。

というわけでバングラデシュは観光客の少ない今が行きどき!(今後そう増えるとも思えませんが・・)
前にも書きましたが、私が今回ここを訪れた理由は子供の頃親から「バングラデシュに連れて行くよ!」と脅されたあの国がどんなものなのか見てみたいというものでしたが、今となってはわざと好き嫌いして脅されたら諸手を挙げて歓迎したい、そんな気分ですね。

(写真:バングラデシュの朝)

ヒソヒソ話


バングラデシュのほとんどの人は井戸水で生活しています。
しかしその地下水から砒素が検出されて問題になっています。
かといって飲まないわけにはいかないのでみんな飲んでいます。
もちろん私も普通に飲んでいます。
とてもおいしい水なので、本当に砒素なんか入っているのかな~?と疑問に思うこともありますが、ミネラルウォーターのラベルにはデカデカと「Arsenic(砒素) Free!」と銘打ってあるところを見ると事実なのでしょう。
こんなことが書いてあるミネラルウォーターはバングラデシュだけだろうなあ。
それでも負けずにみんな元気にやっています!!

2003年7月5日土曜日

カユイ

私としてはバングラデシュはかなり強力にお勧めしたい国であるのだが、もちろん難点もある。
それは虫が多いことだ。
高温多湿の国なのだから仕方のないことではあるが。
川・沼・湿地ばかりだから蚊が多いのも仕方が無い。
寝るとき蚊帳を張ればそれでいいのだ。
(安宿にもちゃんと蚊帳くらいはある)
ベッドに南京虫が居たりするのも仕方が無い。
安宿には付き物だ。

ただ、これはかなわん!と思ったことが一度ある。
それは初めて映画館に入ったときのこと。
席についてしばらくすると何やら体がモーレツに痒くなってきた。
どうやら木製の肘掛けと背もたれがダニの巣くつになっていたらしく、両腕・背中一面ぼこぼこに腫れてしまった。
1週間くらいカユミが引かなかった。

でもバングラ映画はインド映画の豪華さをパワーダウンし、お色気シーンだけはパワーアップしたようなB級映画でかなり笑えます。
ぜひどうぞ。