バンコク行きの航空券のリコンファームをやりに、ヤンゴン市内のインディアンエアラインズのオフィスに行った時の事である。
予定より早めの便に変更してもらうよう申し出たところ、返ってきた答えは
「早めの便どころか元々の便もないわよ。」
一体何を言っているのかよく理解出来ない。
もう一回詳しく言ってよ。
「8月に入って突然ミャンマー政府がインディアンエアラインズに対し許可を下ろさなくなったため以降の便は全便キャンセル。もしバンコクに行きたいんだったら41ドル払えば別会社の便に振り替えてやってもいいわよ。」
オイオイ!やってもいいわよじゃねーだろ!!
そっちの責任なんだからそっちが代替金保証すべきだろう!
と怒ってみるも
「今はマネージャーがいないので明日もう一回来い。」
明日もう一回行ってみる。
ターバン巻いたインド人マネージャーと対決する。
しかしさすがはインド人、こっちの話には全く耳を貸す様子はなくわびの一言もなし。
「半分しか飛んでないんだから半額返却せよ」と言っても
「これは安チケットだから返却は出来ない」とか、
「なぜ許可却下を事前察知出来なかったのか?業務怠慢ではないのか?」と言っても
「ミャンマー政府がすべて悪いのだ。こっちこそ被害者だ」とか、
「41ドルも手持ちがない(ビルマでは現在カード・TCの使用一切不可)」と言っても
「どっかで借りるかしてかき集めてこい」とか。
挙げ句の果てには
「このままごね続けてもビザが切れて不法滞在になってもっと困った事になるぞ!」
と脅しみたいな事を言われる始末。
それでも交渉の末、何とか30ドルまでまけさせるが、どうも釈然としないままバンコク行きのチケットをひとまず手に入れる事が出来た。
しかしこれで終りというわけではなかったのだ・・・
2003年8月19日火曜日
成り難しリコンファームの道