私が中国という国を初めて意識したのは、幼き頃テレビでドリフのやっていた人形劇「飛べ孫悟空!」を見て「あの加トちゃんというキャラは何者だろう?」と思ったことだが、二番目に意識したのは中国残留孤児のニュースを見た時だったろう。
姉(日本に帰れた)と妹(中国に残された)感激の再会!の映像で、妹の方が姉より20歳くらい老けてしまっているのを見て
「ウウム、中国で生活するとこんなに老化が早いのか…。くわばらくわばら」
と幼心に強い衝撃を受けたのを覚えている。
それから時は流れ、急激な経済成長を遂げた今の中国にいて、そういうのはもう過去の話、と思っていたのだが…。
私の泊まっている宿で働く農村出身の服務員さんたち。私よりはるかに年上と思って「おばちゃん」と呼んでいた人が実は同い年、あるいは年下だったりして…。
(そりゃ個人差ってもんじゃないのか?!というツッコミはなし)
貧しい農家の子は中卒後都会へ出て3Kバイト(含ジキジキバイト)に身をおく苦労の生活。実際この前参加した田舎の誕生日会でも、お客はチビッコか中年以上の人ばかりで、20-30代は出稼ぎに行ってしまい皆無に近かった。
中国貧富の差解消の道はまだまだ険しい…か?
2006年5月10日水曜日
中国と私