2006年5月10日水曜日

八十大寿


知り合いの人から「今度うちの田舎のバアさんが80歳の誕生日でお祝いするからアンタも来るかい?」と言われたので参加させてもらうことにした。
親戚一同集まって、おめでとう!ってやるのかと思ったら全然規模が違って、

参加者200名以上(そこの村人ほぼ全員)!
食材になる動物:豚七頭、牛一頭、鴨十数羽!
各テーブルにはあふれるほどの肉肉肉料理(野菜ゼロ)!
飲め飲め白酒(焼酎)!
これが朝昼晩三回!
そして三日間続く!

最後には、ううっ、もう肉は当分いらない…ってなってしまった。
「まあ田舎の生活は普段娯楽が少ないのでこういう大イベントは楽しみなんでしょうね!」と主催者側に問うと、
「とんでもない!金はかかるし、準備は大変だし、本当はやりたくないのだが、さりとてやらぬとケチな一家だと陰口たたかれるし…ブツクサブツクサ」
ううむ…。

ならば同じ質問を参加者側に問えば、
「とんでもない!毎年のようにアッチコッチで同じような会があって(結婚・出産・60歳・70歳・80歳…)、毎回ご祝儀出さなきゃならんし(500-1000円程度)、参加しないと付き合いの悪い奴だと言われ、さりとて三日間全て参加するとズーズーしい奴だと言われ…ブツクサブツクサ」
ううむ、ムラ社会…。

ちなみにこういう習慣があるのはこの辺りの少数民族の一部(トン族・ヤオ族)で、漢族の人に言わせれば「そんな面倒なこと漢族はしないね」とサラリ…。