2004年3月18日木曜日

そこのけそこのけ戦車が通る

トラックストップで一休みしていた時のこと。
もうもうと砂煙を上げながら数十台の巨大なトレーラーが入ってきた。
各トレーラーには戦車を載せている。
パキスタン陸軍の演習帰りで、トレーラーの一台がパンクし修理のため止まったようだ。
直している間ボスを中心に兵士たちは私の周りに集まり話に花が咲く。
充分打ち解けたと見計らったところで言ってみた。

私:戦車に乗ってみたいなあ。
ボス:ばかなこと言っちゃいかんよ、それは無理だ。
私:はは、冗談ですよ。

となるはずだったのだが、なんと、、、

ボス:いいよ。

戦車のコックピットは狭かった。
ちょっと前進と後退もさせてもらった。
砲身旋回して2時の方向にぶっ放したかったが代わりにボスが屁をぶっ放した。

話ついでに基地までヒッチさせてもらうことになった。
後ろに戦車30台を引き連れてのドライブは気持ちいいものである。
しかしまた別のトレーラーがパンクし大ストップ。
結局自転車で行くのと大差なかった。

それにしてもこんなにパンクばかりしていて有事の際大丈夫なのだろうか?!
いや、それ以前に国家の重要機密であるはずの兵器にどこの馬の骨ともわからん奴を乗せちゃっていいのだろうか?!

こんなオチャラケたことしてるからいつもインド軍にケチョンケチョンにされちゃうんである。
パキスタン兵士の皆さん、次の印パ戦争では頑張ってくださいよ!!