以下のことの原因は全て自分も含めた外国人ツーリストのせいなので書かないでおこうと思ったが、ネタが出来てしまったのでやっぱり書く。
パキスタン北部、カラコラムハイウェイ(KKH)上の子供らの
「ワンペン(ペンくれ)!ワンダラー(1ドルくれ)!」
の多さはひどすぎる。
パキスタンでもここだけだ。
会う子供の8割は言ってくる。
しかも無視して通り過ぎると後ろから石が飛んでくる。
子供の投げる石でも当たると結構痛い。
小学校の下校時間に出くわした時にゃ戦慄が走る。
津波のような「ワンペン!」
雨アラレの投石。
一度運悪く後頭部に命中。
頭にきてガキの一匹を捕まえ、先生の前まで引きずっていき
「パキスタンの学校では外人に石を投げるよう指導しているのか!!」
と言うと、先生も驚き謝罪し、そのガキの頭が外れちゃうんじゃないか、と思うくらいビンタをかまし続けた。
ガキ大泣き。
さすがに私も「ちょっと大人げなかったかな」と思い直し、以降は・・・
・「ワンペン」は「ハロー」の現地語であると解釈しこちらも元気良く「ワンペン!」と返事する。
・「ワンダラー」と言われたら「1ドルが何ルピーか知っていたらくれてやる」と返す。(正答率0%)
・「アッサラームアレイコム(こんにちは)」と先制攻撃を仕掛け「ワレイコムサラーム(こんにちはの返事)」と言わせる。それをひたすら繰り返し「ワンペン」と言うスキを与えないようにする。(ちなみにこれに返事をしないことは最大級の敵意表現とみなされる)
・「ペンどころか金が無くてパンも買えないんだ。1ルピー(2円)くれ」と悲壮感漂う顔で詰め寄る。(あまりに真剣にやりすぎて家から余りパンを持ってきてくれた子供がいた。以降封印)
しかし何をやっても結局石が飛んでくる。
何かいい方法はないかなあ。
2004年5月24日月曜日
ワンペン!