2005年9月13日火曜日

タコ社長

情報の出所は忘れてしまったのだが、外国人(この場合は欧米人)が日本の文化を勉強しようと思い「男はつらいよ」を見たときに、必ず驚くことがあるという。
それは夕食のシーン。
寅さん達がちゃぶ台を囲んでいるところへ、ひょっこりタコ社長がやってくる。
すると寅さん「おうタコ社長!一緒にメシ食ってきやがれってんだべらぼうめ! 結構毛だらけ猫灰だらけ!」
タコ社長「はあ、それじゃあ遠慮なくお呼ばれしていこうかね」
・・・・・・
欧米人から見ると、明らかに食事をしているだろう時間帯にアポもなく訪れる失礼さもさる事ながら、それをあっさり受け入れてしまうというおおらかな文化に驚くらしい。
欧米では前もって日時を決め、招く側も招かれる側もそれなりの準備をして、というのが常識的であるからだ。

しかし残念ながら日本のこの古き良き文化も今ではほとんど絶滅してしまった。
でも!
中国の田舎ではまだしっかり健在であった!!

最近の夕食は毎日宿の一家と一緒にテーブルを囲んでいるのだけど、固定メンバー7人の他に、毎日必ず3・4人は部外者が混じっている。
それは親戚だったり、近所の人だったり、友達だったりで、つまり偶然そこにいた(あるいは来てしまった)人は何の遠慮もなく仲間に入れてもらえる訳だ。
中国の食事は大皿に盛られた料理をみんなでつつく方式なので数人増えようが、茶碗と箸を準備するだけでよくまことに都合がよい。
そしてこの輪に入れてもらえた時が中国を旅していて一番喜びを感じる時でもあるのだ。