2月1日~3日はコロバニイード、犠牲祭でした。
これはその昔ムハンマドがどーたらこーたらでああしたらしいという、理由はこの際どうでもいいのだけど、町中で牛・羊などが生け贄として殺され神に捧げられるというお祭りです。
祭りはその数日前から始まります。
空き地や道路に何百という牛が売られるため集まります。
その規模はドナドナどころの騒ぎでなく、強いて言うならばドナドナドナドナドナドナドナドナ…ぐらいすごいです。
そして1頭1万~100万円くらいで買われ町のあちこちにつながれその日を待ちます。
祭り初日、朝のお祈りの後、牛は足を縛られ、倒され、数人に押さえつけられ、ナタでギコギコ首を切られます。
グェ~という断末魔の咆哮、
ビュービュー噴出す鮮血、
ブシューブシューという気管から漏れる息。
町の川は洗い流された血で真っ赤に染まります。
事切れた牛は皮をはがれ細かい肉片になり、その日の昼食の皿に並びます。
その食事にはその辺をフラフラ歩いている外国人も気軽に招いてくれ、ご一緒させてもらえます。
また貧しい人にも肉が分けられみんな幸せになれます。
コロバニイード、スプラッターかつハートウォーミングなイスラムの大切なお祭りのひとつです。
(写真:今日はビーフカレー!)
2004年2月21日土曜日
血祭り