2004年2月21日土曜日

スチューデントライフ


ボリシャルではヒョンなことから大学の寮でしばらくお世話になっていた。
この大学は全寮制。
授業は8:00〜13:00、後は自由。
ずうずうしくも講義まで参加し、先生から質問され
「そうだと思いますが専門外なので確かなことは分かりません」
とアカデミックな返答で切り抜けた。

学生生活はやはり夜が面白い。
娯楽室みたいなのがあって、テレビの前にみんな集まってアメリカ映画を観る。
その中で心が洗われるようなシーンになるとピュ~と早送りしてしまうのだ。
さすがイスラム国。

と思ったら映画が終わると低学年の学生は部屋から追い出され、高学年だけが残ってさっき飛ばしたシーンだけをワザワザ見直す。
ボリューム担当は、声が大き過ぎず小さ過ぎず調整するのが大変そう。

そしてそれからは心が洗われるような映像専門のアメリカ産ビデオを立て続けに3本見た。
100人くらいで一緒に見ている時点で既に異様なのだが、私にとってもっと不思議なのはこのビデオで大爆笑が起こることだ。

そのシーンはさくらんぼみたいなのに生クリームを塗って舐めたり、バナナみたいなのにチョコを塗って舐めたりするシーンだった。
みんなの大爆笑の中、私一人「うまい棒のチョコバナナ味は美味しいんだけど、小さいからメンタイ味にすべきか迷っていたなあ」と考えていた。

ちょっと話はそれるが、南アジアの映画は笑いが単純である。
ずっこける、叩かれる、などで大爆笑。
単純ゆえに言葉の分からない外国人にも面白いことは分かる。
以前日本で働いたことのある人に「日本の好きな番組は?」と聞いたら「シムラケン、バカトノ」と答えてくれた。
それと同じことだろう。
志村けん、偉大なり。

またどうにも理解に苦しむのがアメリカンジョークである。
どこが面白いのかさっぱり分からない。
アメリカ人の知能レベルを疑う。

話を戻そう。
そのとき見たビデオの中で2本目にはインド人が出ていてやっぱりインド女性はとても美しかった。

一応バングラ学生の名誉のため言っておくが、授業態度はきわめて真面目で私の学生時代より10倍真剣である。
ビデオを見る目は20倍真剣であったが・・・

(写真:真剣そのもの…)