今回初めてバングラデシュを自転車で移動してみて驚いた。
この国はとてもサイクリングに適した国である。
特に海外サイクリング未経験者の入門用にはもってこいの国なのだ。
理由を挙げてみよう。
・行けども行けども見渡す限りの平地である。今回800kmの走行中上ったのは2回渡った橋だけ。川はたくさん越えたがほとんど橋はかかってなくて渡し舟を使う。
・道幅は十分広く、舗装状態は驚くほど良い。
・車の運転は荒っぽいが圧倒的に数が少ないのでヒヤリとする場面はごく稀。
・幹線は車が多いがちょっと外れればそれはそれはのんびりとした静かな田園風景の中の道を行ける。
・自転車を停めて一休みするとすぐ100人くらいに囲まれるが、逆に囲まれることにより安全は守られる。自転車をほっぽいといても自動的に彼らが監視役になっているので大丈夫。
・たとえ英語もベンガル語も全くできなくてもどこかから親切な人が来て助けてくれる。
・食事、休憩ポイントはいくらでもある。宿も鉄道駅やバスの停まるような町なら間違いなくある。運悪くなかったとしてもきっと誰かが泊まりに来い、と言ってくれる。
こういうわけだ。
さあ、サイクリストよ、バングラデシュを目指せ!!
2004年2月26日木曜日
バングラデシュサイクリング事情