2004年11月7日日曜日

ハッピーニューイヤー!


明けましておめでとうございます。
年が明けました。
10月20日はネパールのお正月「ダサイン」でした。

その日人々は親類知人の家を訪ね、新年の挨拶とともに祝福のティカ(額に付ける赤い印)をもらいます。
たくさん回ればその印はどんどん大きくなって額面積の半分ほどにもなるので、町にはノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ直後の大仁田厚のような額を真っ赤に染めた人達がニコニコ顔で歩き回っています。

このダサインは一家が集まって家の中でコソコソやるのが主なため、部外者である外国人旅行者にとっては、特に大きなイベントがある訳ではないので全然面白くありません。

以前このコラムの中で
「ヒンズー今日の祭りは過激すぎて近寄り難く避けるべし」
と書いたことがありますが、今回のもまた別の意味で避けるべし。
店・食堂は閉まり、バスも止まり、不便なことこの上なし。

ただ唯一の見所らしきは、寺に行けばその日の食卓へ上げられる食材を屠る儀式があり、捧げられるニワトリ・ヤギなどの首が切られます。
巨大なナタで首をスパン!
落ちた頭がコロコロ。
血がビュービュー。
頭の無くなった胴体はしばらくジタバタ。
ひっきりなしに参拝者がやって来るので、次から次へと機械的に作業は進み
スパンコロコロビュービュージタバタスパンコロコロビュービュージタバタ
スパンコロコロビュービュー・・・
始めの数体はウワッ!と思いますが、50も100も見続けるとだんだん何とも思わなくなってきます。
戦争の狂気なんてのもこんなものなのかもしれないなー、と思ってしまいます。