2004年11月16日火曜日

昼食

ネパールの国民食といえばタルカリダルバート。
タルカリ(スパイスで味付けした野菜)、ダル(豆汁)、バート(ご飯)、平たく言えば「カレーライス」です。

これの長所はオカワリ無限であること。
慢性的空腹サイクリストにとってはこの上なく素晴らしいことです。
やろうと思えば、朝行ってダルバートを注文し、そのまま夜まで食べ続ければ、1食分の値段で3食まかなえるでしょう。
巨大な胃袋と勇気のある人は試してみてください。

それ以外は、というと
サモサ(イモコロッケ、無論カレー味)、
モモ(チベットギョーザ)、
チョウメン(中国の炒麺[チャオミェン]が伝わったものであろうが本場とは似ても似付かぬヤキソバ)
などがありますが、どれもメインというよりはオヤツ程度の量しかないので結局ダルバートが主となってしまいます。
他の物はないのか、と周りの人が食っているのを見てもやっぱりダルバート。
どこかの家に招かれてもやっぱりダルバート。
ダルバート以外は恐らく存在しないのでしょう。

カトマンズといえばいろんな国の料理が美味しいことで有名ですが、ここポカラにもややレベルが下がるものの美味しい店はたくさんあります。
日本食ももちろんありますが、高く、量少なく、味はややいまいち、と3拍子揃っているにもかかわらず足を向けてしまいます。
なぜならそこには500冊以上の日本の本があるから。
100-200円で本を借りて、おまけに一食付いてくると考えれば安いものです。