2006年6月20日火曜日

ああ言えば上祐


中国人と話していて日中関係のこじれについての話題が出たとき、以前は無条件で「私ら日本人が悪うございました、すみません」と謝って済ませていたのだが、最近は謝るばっかが能じゃなくてやっぱり言いたいことは言うべきだな、と考えを改め反論、というか話題すり替え・問題はぐらかし作戦をするようにしている。
こんな風に…

・南京大虐殺についてあやまれ、の話題が出た時……確かに日本人は謝罪すべきだ。しかし中国も元寇の時対馬で大虐殺を行っている。我々は750年近く待っているが未だ中国政府は謝罪していない。謝るのはそっちが先だ。そもそも中国の歴史教育では南京についてはこれでもかと教えるのに、自分らの行った虐殺についてはほとんど言及していない。不公平な教育方針だ…と話題を逸らせてゆく。

・南京大虐殺で30万人(中国発表)も殺すなんて、の話題が出た時……天安門事件の死者数は諸外国メディア発表が1万人なのに対し、中国政府発表は5人(第一回の報告)。つまり中国政府は2000倍のサバを読む可能性がある。おそらく南京でも30万人ではなく実際は150人程度だろう。その程度の死者なら戦争じゃなくても当時の南京なら自然に発生してるよ。そもそも政府発表の数字をそのまま鵜呑みにする方がおかしい…と話題を逸らせてゆく。

・靖国神社参拝の話題が出た時……靖国には確かに戦犯も祭られているが何百万人という一般兵も祭られているのだ。首相が参拝するのは当然だ。それなのに中国のニュースでは首相が戦争犯罪者を英雄視している、そればかり。中国のニュースの内容なんてごく一段面からしか見ていないウソっぱちだ…と話題を逸らせてゆく。

・中国の偉い誰かさんが言った「日中戦争で5000万人が殺されたために中国の発展は50年遅れた」の話題が出た時……もしかしたらそれは事実かもしれない。ならば文化大革命と共産党一党独裁のために中国の発展は1000年遅れたね。もし毛沢東がいなけりゃ今頃中国は宇宙を支配し、タイムマシンも光速ロケットも発明していただろうね…と話題を逸らせてゆく。

・尖閣諸島の話題が出た時……うむ、もしかしたらあそこは日本の領土じゃないかもしれない。その時は諦めて放棄するが、その時は台湾に返すよ。そもそも台湾は中国の一部、なんて思っているのは世界中で中国人だけ。もし台湾に行ったら本屋で世界地図を見てみな。そこには「中華人民共和国」なんて国はどこにもないんだぜ…と話題を逸らせてゆく。

・歴史教科書の話題が出た時……もし教科書に「進出」と記してあったところであの行為が「侵略」であったことくらい日本人の誰もが理解している。帝国主義は許されない、批判されて当然だ。しかしその帝国主義を批判し続けている中国が、チベットに対して行った行為(派兵・破壊・虐殺・強制労働・言語統制)こそ帝国主義そのものではないか?まもなくチベットに鉄道が開通するがこれを歓迎するチベット人など皆無であることを知れ!…と話題を逸らせてゆく。

…などなど。これによって相手を黙らせることができるか、火に油を注ぐことになるかはあなたの話術次第!
しかしなあ、731部隊についてはだけは逃げ道が全く見つからないんだよなあ。
ありゃやっぱり日本人が悪いわ。
日本政府は即刻中国人に謝罪すべし。

(写真:中国によって破壊されたチベット寺)