2006年11月3日金曜日

ツインズ

中国で施行されている一人っ子政策は誰も彼もが子供一人だけ、という訳じゃなくて、省ごとにいろいろ細かいところで違いがあって、漢族以外の少数民族はおおむね2人までは認められているようだ。
チベタンも2人。
しかしそのバアちゃんちには子供が4人もいる。

一番上(女17歳)は在家の尼さん。
2番目(女13歳)は小学生。
しかし3番目(女8歳)は学校には行っておらず、放牧担当で朝早くから牛羊を追って草原へ行き、夕方それらを連れて家へ戻ってくる。
ああ、やっぱり3人目じゃ多額の罰金を払わされるので出生登録しないで戸籍のない子供となってしまい学校には行けないんだな…と思っていた。
しかしある日その家庭の戸籍手帳を見せてもらってビックリ。
なんと3番目の子もしっかり戸籍があるじゃないか。
さらにその中身をよく見てみて2度ビックリ。
なんと2番目と3番目の子の誕生日が同じ日になっている!!
その2人は5年の年齢差があり誰が見てもとても双子とは思えないのだが、こんな裏ワザがあったとは…。
登記された誕生日は上の子の日になっていたので3番目が生まれたときに局で「ゴメン、そういやうちの子双子だったんだけど一人申請するの忘れちゃってさあ」とでもやったのだろうか?!

しかし残念ながら4番目(男3歳)の戸籍はなし。
しかも現在母さんは妊娠中…。
やっぱり「ゴメン、そういやうちの子4ツ子だったんだけどさあ」ってやるのかな?

(写真:左から長男・三女・次女)