2004年4月7日水曜日

敵情視察

日本で注目している人は3人もいないと思いますが、今イスラマバードでは南アジアスポーツ大会が行われています。

陸上競技を見てきました。
私は純粋に競技を見たくて行きましたが、これを見に来ているパキスタン人の9割9分9厘は女子選手の短パン姿が目的だと推測されます。(ちなみにパキスタンの女子選手だけはロングスパッツだった)

この調子で女子競泳も見に行きました。
なんてったってインド人やパキスタン人の水着姿が見れるなんて金輪際ない、あ、いやいや、純粋に競技が見たくて行ったのですが、何と男性の入場は禁止!!
プールは秘密の花園でした。

まあ、パキスタン男性にとってこれは国立ストリップ劇場(しかも無料)みたいなものだから、開放すれば全男性人口の9割9分9厘が押し寄せ、競技どころではなくなりそうなので賢明な措置かも。

先日はサッカーの決勝が行われました。
パキスタンの人気スポーツといえば、クリケットとタコ上げくらいで、サッカーの立場は日本のセパタクロー程度のものなのでそんなに期待していませんでした。
しかしそのカードは、開催国パキスタンvs宿敵インド。
これで盛り上がらないはずはありません。
5万人収容の大スタジアムに2万の観衆が集まり、そのうち9割9分9厘は男というムサイ空間で試合は行われました。

試合そのものよりパキスタン人の熱狂ぶりの方が遥かに面白く、結局1-0でパキスタンが勝ち大狂乱の事態になりました。
ゲームセットの瞬間、選手の半分くらいが西の方角に膝まづき額を地面に付け祈り始めたのが印象的。
神は偉大なり。

今度のワールドカップ1次予選で、日本はインドと戦いますよね。
5番のオーバーラップに気をつけろ、とジーコに伝えておいてください。