2004年4月5日月曜日

そこのけそこのけ自動小銃が通る(その2)


家(城)には数え切れないくらいの部屋があった。
「何人住んでいるのか?」と聞いても、人によって「50人以上」「たくさん」とはっきりせず、平均で80人くらいらしい。
鳥小屋があってそれは私の家より大きかった。
そして家にはモスクがあった。
部屋の一つがお祈りスペースになっているのではない。
庭にモスクそのものが建っているのだ。
プライベートモスク・・・。

しかしこのオッサンはただの金持ちではない。
日本の居間に今日の朝刊が置いてあるかのようにロシア製自動小銃やピストルがその辺に置いてあるのだ。
食後にはみんなでハシ○をプカプカ。
目つきのメチャメチャ鋭い用心棒風の男がハ○シを仕込んでいる姿は失禁ものである。

もちろん私は誘拐されたわけじゃなく、おかしらのゲストとして迎えられているのでこの家を訪れる人はおかしらの次に私に挨拶しに来る。
NO.2である。
この気持ちよさといったら戦車に乗ったどころの比ではない。

夜もふけてきた。
20畳くらいのゲストルームの床に布団を敷いて寝る部族式である。
このままならばいつもの地元民宅お泊りのちょっと変わったパターンで終わるところだった。
しかし話はまだまだ続くのだ・・・

(写真:くつろぐおかしら(左)。そしてその後…)