日本では当たり前のように只で手に入り、身の周りにいくらでもあるが、他の国では手に入りづらい物。
ポケットティッシュなんか代表例かもしれない。
例えばインドなどで。
このコラムはどうでもいい紙に下書きしてからネット屋に行くのだけれど、この「どうでもいい紙」というのがなかなかないのだ。
日本では広告の裏、銀行とかで勝手にくれるメモ帳、職場・学校などで出るコピーの裏紙などチョチョイと書いてポイと捨てられる紙がいくらでもある。
が、インドにはない。
よって文具屋で雑記帳を買わねばならない。
例えば中国で。
スーパーでもらえるビニール袋。
荷物を濡らさぬよう個別でくるむのに多数必要なんだけど、中国ではこういう丈夫なビニール袋がなかなか手に入らないのだ。
もちろん商店で買い物すればビニール袋には入れてくれるんだけど、これがペラペラのヘナヘナで、枝付の果物(ブドウとか)など入れればアッという間に破れてしまう。
ある時砂糖を買って帰る途中、いつの間にか穴が開いてて宿に着く頃には半分くらい無くなっていた。
ロケット飛ばす前に丈夫な袋作れ!と言いたい。
以前は大きな町の大型スーパーならしっかりしたのが手に入ったのだが、今年ラサのスーパーに行ったら「環境保全どーたら」とかかれた紙袋を10円で買うシステムになっていた。
他の中国の街でもそうなっているのかもしれない。
多くの国で。
自転車のフレームに水筒として使う1.5Lのペットボトルをつけてある。
これは日本を出た時からずっと使い続けている日本製の物。
もちろんこちらにもペットボトルに入った水は売っているので新しいボトルはいくらでも手に入る。
しかし材質が薄くてすぐベコベコになってしまうし、中国では飲み水をもらおうとすると魔法瓶に入った熱水をくれるのでシュワシュワと縮んで1.2Lぐらいになってしまうのだ。
やっぱり日本製がイチバン!
だけど考えてみれば、私の例は特別であって普通の生活の中ではどうせ捨てちゃうんだからペットボトルなんて薄くても問題ない訳だ。
ビニル袋だって家に帰り着ける程度の丈夫さがあればいい訳だ。
日本ではなんと無駄な物に資源を費やしているのだろう・・・。
2004年12月7日火曜日
ゴミの話