2004年12月16日木曜日

ありがたや、ありがたや


バラナシに2年ぶりにやって来て「今までどこで何してたんだ?」と聞かれたので
「本当はもっと早くインドに来るつもりだったのだがインド大使館がビザをくれないのでパキスタンとかチベットへ行って時間稼ぎしてたんだ。
ついでにカイラス山にも行ったよ。」と答えた。

すると急にみんなの顔付きが変わり
「何!カイラスに行った?! おーい、みんな集まれ!!!」
と、一家総出(20人くらい)で次々と私の前に膝まづき、水虫はないけど時々ウンコを踏んだりするとてもきれいとは言い難い足に触れ、ありがたがるではないか。

ヒンズー教徒にとっても、カイラス山はガンジス川の源として(本当は違うが)最大の聖地の一つであり、山の形をシヴァリンガ(男性のチンポコ)に見立て(かなり無理がある)崇め奉っている、ということは知っていたがここまで有り難がられるとは思ってもみなかった。

翌日には話を聞いた近所のジイさんとかもやって来て
「どれワシも冥土の土産に一触りさせてもらおうかの」
みたいな感じでペタペタ。

そこでピンと閃いた。
これはゼニになる!
1回1ルピー(2.5円)で触らせても、ヒンズー教徒人口は8億人くらいいるので20億円!!
こりゃ帰国は自家用ジェットだな。
ただし1人10秒ずつで1日4000人さばいたとしても、550年かかるが。

(写真:聖地チンポコ山)