2004年12月7日火曜日

モーニングコール

インド、というと不潔・汚いのイメージ強く、実際街はゴミ・ウンコ・死体が散乱していて確かに汚いのだけど、私の見るところ一般のインド人はとても清潔である。
服は毎日こまめに洗うし、宗教と関係する沐浴の習慣はあるし、道端の共同水道ではパンツ一丁で泡まみれになって体を洗っている姿をよく見かける。

歯磨きもかなり熱心だ。
苦い粉をブラシにつけて磨いている。
また木の枝を口に突っ込んでいる人もいて、はじめは
「さすがインド人!木の枝まで食うのか?!」
と驚いたが、そうではなくてこれは歯磨き用枝なのだった。
私もやったことあるが、枝をガジガジ噛むと先がブラシのようにボサボサになり、それで歯をゴシゴシやる。
枝からは殺菌作用がある(らしい)苦い汁が出てまことに理にかなっているようだ。

また「舌磨き」の習慣もちゃんとある。
やったことある人は分かると思うが、あれは舌の奥の方までしっかりやろうとすると必ず「オエッ!」となるものだ。
だからインド人用の宿で水場に近い部屋に泊まったりすると朝早くから「オエッ!」「ウエッ!」「オエッ!」「オエッ!」と連発で響いてきて、心地よい目覚めができること請け合いなのだ。