3月17.18日はホーリーという大きな祭りでした。
これは春の到来と豊穣を祝い、色水色粉を掛け合う祭りです。
貧富・カーストの差無く、この日は無礼講でインド中が盛り上がります。
ただしここバラナシにおいては(他の町がどうかは知らない)この無礼講の度が過ぎて、夜通し酒をのみ泥酔し(インド人は普段酒飲まないので弱い)、その勢いでインド人同士でも暴行・殺人・レイプなどが起こってしまうらしいです。(今年も外国人を含め何人か死んだそうです)
略奪を恐れ店は全て閉店。
そんな中外国人が出歩こうものなら格好のターゲットとなってしまうため宿からは終日完全外出禁止。
前日のうちに食糧を買い込んでおきます。
祭りというより、テロか暴動でも起こったかのよう。
それを恐れ前日までに多くの旅行者は次々とバラナシを脱出していきました。
インドの祭りでは、他にも町を行く山車に自ら下敷きとなり身を捧げたり、沐浴祭で押し寄せる人波に逆らうことなくガンジス川に流され至福のまま溺死したり・・・と命懸けで参加するものであり、外国人がカメラを構えのんきに見物できる雰囲気がまるでない。
というわけで結論。
インドを旅する時は祭りを外したスケジュールを組むべし。
以上。
2003年4月2日水曜日
バラナシでホーリー