2004年7月24日土曜日

僕の検問突破術


始めに言っておきますが、このコラムは偉大なる毛沢東主席のお作りになった、偉大なる中華人民共和国の、偉大なる法律を明らかに犯すものなのであまり自慢できる話ではないのですが、こういうこともできる、という参考程度にどうぞ。

チベット全域は都市を除き公安の許可なく訪れてはならぬ非開放地域である。
ツアーを組んで、しかるべき金を払えば許可が取れるのだが、個人で自転車で、となるとほぼ不可能である。
でも行ってみたい人はどうするか?
とりあえず行っちゃうんである。
でも敵もさる者。
そうはさせじと検問が存在する。
そこを通るとき、全くフリーパスのこともあれば、パスポートチェックだけの時もある。
最悪は「許可証を見せろ」と言われることで無いことがばれれば、良くて罰金。
悪ければ圏外追放。

みんなこれを恐れていて深夜にコソコソ通り抜けたりしているが、私はいつも白昼堂々と挑む。
結局パスポート見せただけで終わることが多いからだ。

しかし一度「許可証を見せろ」と言われてしまった。
や、やばい・・・
しかし私には一つの策があった。
取り出したる一枚の紙。
それは大学の卒業証明書(英文)。
私は知っている、中国の多くの公安が英語を話すことも読むこともできないことを。
それはそれらしきフォーマットで書かれ、それらしき判子やサインが載っている。
それをさも当然のように堂々と見せる。
この時注意すべきは
「あなたは英語が読めますか?」
などといったような、誇り高き中国公安のプライドを傷つけるようなことを決して言ってはいけない。
彼がそれを「許可証」だと認め(卒業証明書だが)、そこに「この者の通行を許可する」と書いてあると読んだのなら(○○学部××年卒業としか書いてないが)それでよいではないか。

さらに効果をあげるためには、素早く係の名札を見てその名前から漢族かウイグル族かチベット族か判断する。(漢族なら王○○、李××のような3文字なのですぐ分かる)
そしてそれにあった言葉で対応するのだ。
するときっと笑顔で「一路平安!」と見送ってくれることだろう。

(写真:魔法の通行証)