2005年6月7日火曜日

罪と罰

以前バングラデシュで会ったシンガポール人の友人が空港に迎えに来てくれた。
再会を祝し、彼のために買ってきたバングラタバコで一服しようとバッグから取り出した。
すると彼が「ダメだダメだ!しまうのだ!」と血相変える。
聞けばシンガポールはタバコの持ち込みは一切免税されず、町中で海外製品を吸っていると警察ににらまれるらしい。

服をあまり身につけていない人の写真がいっぱい載っている本も持ち込み禁止らしく、なぜだか私の鞄にはそんな本が入っていたりして、もし税関チェックがあったらヤバイところだった。

シンガポールといえば、ゴミポイ捨てには多額の罰金とか、麻薬持ち込み即死刑とかは有名だが、まだまだ私の知らないルールがいくらでもありそう。
道徳に反するような行為、他人が不快に感ずるような行為にはどんな罰が待っているか分からない。
エスカレーターの右側を塞いだら逆さ吊りの刑、
ガラスを爪でキーとやったら両腕切り落としの刑、
エレベーターの中で屁をこいたらムチ打ち100回の刑、
会議中に欠伸をしたら36ヶ月50%給料カットの刑、
なんてのもあるかもしれない。

いやはや、小心者にとっては心臓に悪い国ですな。