2005年6月14日火曜日

さらばシンガポール

シンガポール在住の皆さん、及びシンガポールフリークの皆さんには申し訳ないですが、シンガポールははっきり言ってつまらない。
空港を出て「いやー、外国にやって来たなあ!」という感激の度合いを例えばインド・エジプト辺りを100、日本を0(自国なので)とすると、シンガポールは「2」程度だろう。
街並み(日系デパート多し)、人々の顔つき(中国系多し)、交通(日本車多し)…。
私の場合、旅の途中、しかもインドからの渡航だったのでそれまでとあまりに違う世界にそれなりに驚きもしたが、日本からここだけのためにやってきた人は果たしてどう感じるのだろうか?

そんな訳でまあ特に感想もなくこの国を去ることになるだろうな、と思っていた最終日の地下鉄で。
私の横にインド人の少女が座っていた。
ある駅で中国人のおばあちゃんが乗ってきた。
するとすかさずインド人少女はその中国ばあちゃんに席を譲った。
降りる時おばあちゃんはその少女に何度も「謝謝」と言っていた。
彼らの元々の国(インドと中国)ではまずお目にかかることのできない光景である。
さすが文化もマナーも先進国シンガポール、ちょっと心が温かくなったような気がした。