2008年2月4日月曜日

インドの病院

「インドの病院」、こう聞くと、野戦病院みたいなところでムシロに寝かせられた患者がたいした治療も受けられずバタバタ死んでゆき、薬は赤チン、注射器は使いまわし・・・などと想像してしまうかもしれません。
しかし下の方にはそういうのがあるのかもしれませんが上の方はスゴイです。
世界一流水準です。

私の入ったところは大病院ではなく私立の町医者でしたが、充分快適なサービスが受けられ満足してました。
看護婦さんは揃いの白いサリー。
でもやっぱり看護婦さんの中にもカースト制度が存在しているようで、医師助手・食事・部屋掃除(床より上)・部屋掃除(床)・トイレ掃除の係はそれぞれ厳格に決まっていて、掃除係の人に「水ください」と頼んでも「それ私の仕事じゃない」とむげなく断られてしまいました。

入院中で困ったのはトイレ。
トイレは普通のしゃがみ式インドトイレでしたが、点滴したままトイレに行ってしゃがむと下まで管が届かず片手を挙げたまま頑張らねばなりません。
それ以上に困ったのは、針は左腕に刺さっていたため尻が洗えない!!!
悩んだ末、初めてエジプトで水洗いに挑戦して以来純潔を守りぬいてきた黄金の右腕を使って洗ってしまいました。
私の右手はけがれてしまいました。

しかし長年の慣れとは恐ろしいもので、右手ではどうもしっくり来ないのです。
何か洗い足りない、中途半端、不完全燃焼な気分でトイレをあとにしました。

これを読んでる皆さんはおそらく紙派だと思いますが、試しにいつもと反対の手で拭いてみてくださいな。
私のその時の気分が味わえると思います。