2008年2月4日月曜日

ザ☆肝炎

A型ウイルス性肝炎:
潜伏期や発病初期の患者の便で汚染された水や食物から感染する。
潜伏期間は15~45日。
初めは発熱と同時に消化器系症状や全身倦怠感、筋肉・間接痛が現れるが風邪に似ているために気づかないことが多い。
数日後に黄疸・尿の色が紅茶のような褐色になる。
治療は入院が原則で、おもに安静・食餌療法・薬物治療を行う。
(地球の歩き方より抜粋)

インド滞在中、原因不明の体調不良からそれは始まりました。
状態はまさにこれにある通りです。
しかしそのどれもが中途半端で、何となく熱っぽかったり、何となくだるかったり、何となく下痢ってたり、と放っておいても治りそうなくらいだったので放っておきました。
すると今度は小便が突然紅茶色になりました。
ここですぐ病院に行っていればもっと軽く済んだのかもしれませんが、この時はこれ幸いとばかりミルクと砂糖を入れてアフタヌーンティーを楽しんだりしたのが良くなかったようです。
そして初期症状が現れてから10日後、朝起きてふと鏡を見ると表面が汚れています。
それで拭いてみようとしてそうでないことに気付きました。
それは汚れではなく、鏡に映っている自分自身の目玉・肌がまっ黄色になっていたのでした。
正真正銘のイエローモンキーです。

英語で「肝炎」とはなんと言うのか分からず、病院に向かう間医者になんと説明しようか考えていたのですが、医者は私の顔を見るなり「君は『肝炎』だ」と即決。
そして即入院。
2週間にわたり、7時起床から10時消灯までの15時間、ひたすら点滴を受ける毎日でした。

入院直後の血液検査の結果は最悪で、医者から帰国命令が出ました。
しかし悪運強いのかその後急激に回復。
前言は撤回されましたが退院後も安静と食事規制は続いていました。
マサーラー(カレー味)と油っこいもの、その他不衛生な所で準備されたと思われるものは禁止。
つまり今まで喜んで食べていたインドの外食のほとんどが食べられないという厳しいものです。

病気なんて他人事、と無頓着に何でも飲み食いしてたのが悪かったみたいです。
医者にありのままの食生活を話すと
「君のようにいいかげんな外国人にはじめて会った!」
と驚かれました。
鼻高々です。

これに懲りて今後は
・明らかに汚れている汲み置きの水を飲むときは歯で濾しながら飲むようにする。
・道に落ちているウンコをカレーと間違えて食べてしまう前に手を石鹸でよく洗ってから食べる。

この2点を守ることを誓います。