「チベット仏教」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
4000m以上の険しい山の中の寺で、黙々と五体投地で祈る厳しい宗教・・・
そんな感じではないでしょうか。
でもそのイメージを持ってラサに行くとビックリしますよ!
あずき色の袈裟を着た坊さんが町でビリヤードやっていたり、VCD屋で香港映画を見てゲラゲラ笑っていたりするんですから!
本山ジョカン寺の前では多くのチベット人が五体投地を繰り返していてこれもイメージに近いのですが、よく観察してみるとみんなおしゃべりをしながら楽しそうにやっている。
ある時まるで筋トレをしているかのようにものすごいスピードで五体投地をしている人がいたので不思議に思って聞いてみたところ、
「腹が減っているからさっさと済ませて帰りたいんだ」
とのこと・・・。
食欲と信仰欲とのせめぎあいですね。
2003年9月10日水曜日
永遠なれチベット仏教