ここまで私の通ってきた道は中国南部の少数民族の居住区、これまでに10くらいの族に会いました。
それぞれの族はそれぞれの服があって(こう書くと特攻服みたいだなあ)女の人は普段からアイデンティティを誇示するかのように民族服を着ているので、見慣れない衣装を見ると、新しい地域に入ったな、と分かります。
ただ少数といっても10数億の大部分を占める漢民族に比べればの話であり、その数はかなりのもんでは?
以前ある族の人に「漢民族とは仲いいのか?どれくらいの人数がいるのか?」と聞いたところ、「民族団結、国家発展」という教科書通りの答えが返ってきて、やはり通りすがりの外国人には本音は漏らせないんだろうなあ、と思いましたが、数については「漢族よりは少ないけど○○族よりは多い」と、ちょっとライバル心も垣間見えたりして興味深いところです。
(写真:広西省トン族)
2003年9月5日金曜日
中国的少数民族事情