2003年9月5日金曜日

中国的麻雀事情


中国では老いも若きも男も女も4人そろえば即麻雀。
昼飯食ったらおばちゃん電話で4人集めて家の前で野外麻雀。
私も果敢に勝負を挑み続け、始めのころはよく分からない手であがられ負け続きだったのですが、中国的規則が分かってきて最近はトントンの勝負ができるようになりました。
以前中東でバックギャモン習得のためにアラブ人に100連敗くらいしたことを思えば素早い上達です。

ルールは単純で、頭2枚に3×4の組を作れば役など必要なく、ポンしようがカンしようがお構いなし(ただしチーは大陸にはないようだ。台湾にはあるらしい)。
とにかく勝負が早くて流局はありえない。
そして当然金は賭けていて、一勝負(半チャンではない)ごとに、ロンで10元(150円)、ツモれば全員から10元で30元。
なんだ、安いじゃん、と思うなかれ。
庶民の平均月収が1000~1500元の中国では、日本で20万稼ぐ人の2000円に相当する金が一勝負ごとに動くのだ。

以前おばちゃんから50元くらい勝ってしまい、もらうのは悪いので遠慮しようとしたら、おばちゃんのプライドが許さないらしく
「いいからとっときなさい!ただし明日も勝負するから出発しちゃダメだかんね!!」
と言われ翌日見事に100元持ってかれました。
おそるべしおばちゃん。

ただ昔ジャッキーチェンの映画「プロジェクトA」の中で、サモハンキンポーの初登場シーンは麻雀をしているところであり、彼が役満を狙っているのを見て、派手好き・目立ちたがりの中国人は絶えず役満狙いの派手な麻雀をしているものとばかり思っていたのに、まさかポンジャンみたいなショボイ麻雀をしていたとは・・・。
長年信じてきたものに裏切られたような気分です。