先日まで3週間ほどアメリカ人サイクリストと行動を共にしてきました。
二人ともチベットを目指していたのですが、私が、4時には走るのを止め、後は町ブラブラ、地元交流、気に入った町なら1週間でも1ヶ月でもいたい、滞在・交流重視型なのに対し、彼は日が沈むまで走り続けとにかく先を急ぐ移動型でした。
その間は互いに妥協しながらやってきたのですが、このままだとお互いの旅に無理が生じるので
「今度生まれ変わったら一緒に旅しましょうね」「うん」
と納得し別れました。
それ以外にもどーにも彼とは合わず、私が現地の人が食べるものならゲテ物だろうと何でも食べ、飲むものを飲む(水道水だって生水だって)のに対し、彼はポテト・トマト・牛肉以外には箸もつけず、水は買うのみ。
私が頑張って言葉覚えるのに、彼は2ヶ月いるのに言える言葉は「プーヤオラー(辛いのなし)」のみ。
「アメリカに帰れ!」と何度出掛かったことか。
彼に限らず西洋人旅行者に多いのが旅先に自国文化を求める人が多いこと。
朝はパンとコーヒーだったり、夏なのにホットシャワーをねだったり、英語しか話さなかったり、と。
東洋人旅行者(日韓台)が現地文化に溶け込もうと努力する人が多いのに比べ彼らの傲慢さが鼻につくときがあります。
これが植民地支配を広げてきた側とされてきた側の違いかと思うのは考えすぎかな?(日本も一時してましたが・・)
旅のスタイルは人それぞれなのでとやかく言う問題ではないのかもしれませんが
「When you go to Rome, You should follow Roman rule.」
という言葉があるくらいなんだからもう少し努力してもいいんじゃないかなー、と思いました。
なーんて偉そうなこといってしまいましたが、実は私も異国文化を中国に持ち込んでいるのだ。
それはズバリ「ハンドウォシュレット」。
サイクリストにとって肛門様は生命線なのだ!!
清潔一番!!
2003年9月5日金曜日
在中国外国人旅行者事情