2004年1月20日火曜日

第27話 更に真実

更に遅れて届いた事故証明書から事故発生の状況も明らかになる。

追越をかけた車は私に斜め前方から衝突する形になったため、私の体は道の脇に吹っ飛ばされた。
落ちた所が草地で、しかも顔面から落ちたため顔の表面を軽くこすっただけで済んだのだ。
だからそれで出来たカサブタも数日後にははがれている。(第16話参照)

もし落ちた所がアスファルトの上で、しかも後頭部から行っていたら今ごろはあの世行き、よくて植物人間か。

事故直後、右目が見えなくなったのは一時的なショックなためでこの日本帰国時点で既に回復していた。

また、右足ひざ裏の切れた個所も、その豪快なえぐれかたの割に神経切断程度で済んだのは奇跡であり、すぐ真横にある靭帯が切れていたら半年は歩行不可能、動脈が切れていたらオダブツか切断は免れなかったらしい。